2017/04/13

アジアをひとつに

安 星 さんさん

<プロフイール>
上智大学法学部4年生。上智大学中国人留学生会会長。2017年4月、日本在住の外国人留学生を支援する一般社団法人アジア文化交流推進協会を立ち上げる。

中国吉林省で生まれ育った安星さん。厳格な公務員の父のもと、英語が得意で全国英語コンクールで1位になるなど、子供のころから周囲の期待を受けて育った。その後、中国でも学力レベル50位内に入る高校に進学。しかし小さな町で育った安さんは、多方面からやってくるバックグラウンドが違う同級生たちと衝突する毎日。北京の大学に進学した後も、自分は将来何をやりたいのか自問自答をしていたという。そんな時、日本の上智大学に留学していた高校の後輩と再会。「日本はいいよ」との言葉で、安さんは日本への留学を決意する。

2年で大学を辞めた安さんは、その後、日本語学校で日本語を学び2011年春に来日。

日本の語学学校に通いながら生活のためアルバイトの日々が始まった。まだまだ日本語のコミュニケーションが取れない中、最初に経験したアルバイトはタクシーの洗車。バイト先の先輩から、ゼスチャーで仕事を教えてもらい一生懸命働いた。真面目に働く安さんに店長も「友達も紹介してほしい」と頼むまでになり、語学学校に通う友達をたくさん紹介したという。たった1か月のバイトだったが、多くの日本人と接し、日本語力は急激に伸びた。そして安さんは居酒屋のバイトへと移行する。キッチンからホールと担当し、常連さんやバイト仲間から日本語だけではなく日本の文化など多くの事を吸収することができたという。ベテランのチーフからは、料理をつくるときに1グラムでも違いがあると味が変るという事も教わった。またある時は、店が終わった後にチーフがセッティングしてくれた試食の場。実際に自分も店の料理を食べることでお客さんの気持ちになれる。安さんは、日本のおもてなしは、こういう事なのだと学ばせてもらったという。

その後、上智大学に入学。法学部に籍を置き地球環境法、国際環境法を専攻。忙しい学生生活だがアルバイトは勉強になる。大学入学後は大手アパレル専門店でバイト。ここでは、組織としての仕組み・仕事の流れなど、次を考えることで今後何をやるべきかという事を学べた。

こうして、日本での生活も丸5年が過ぎた時、中国からやってくる留学生が当時の自分と同じことに悩んでいる事に気づく。

留学に来た時の不安な気持ち。慣れない大都会東京での生活。まだまだ言葉も通じない中でのアルバイト探し。安さんは自分の経験を活かし、留学生たちを支援し繋げていきたいと強く思うようになる。そして行動に出た。まずは大学の中での留学生会からスタート。講演会や交流会など多くのイベントを企画した。

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同じ思いの仲間も出来た。

多くの日本人から助言もいただいた。

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そして思いを形にすると決めた安さん。

準備を進め、2017年春、一般社団法人アジア文化交流推進協会を立ち上げる。

これは、〈学生〉〈企業〉〈大学〉が、文化交流を通じて相互理解を目指すという事を主旨とし、伝統文化、若者文化、食文化などを通じて共通の言葉を創り、日本とアジア各国との関係を深めていく活動を行う協会だ。

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思いが現実となっていくことを日々感じる毎日が本当に楽しいという。

そんな安さん、強い影響を受けた1冊の本があるという。

THE SECRET」。20歳の時にこの本と出会い、もう50回は読んだという。50M先を不安に思ってもしょうがない。目標をもって進めば必ず成功をするという内容だ。

学生起業家として第一歩を踏み出す安さん。

 

今後の安さんを応援していきたい。

 

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